東京大学グリーンICTプロジェクト

ACTIVITY活動紹介

サイバーセキュリティWG

2022年度の主な活動

1. 中小企業(OT現場)のセキュリティ診断16社試行
・セキュリティ・ガイドラインと組織をどのようにつなぐかが課題
・DX寺子屋参画企業に対し、セキュリティ・スペシャリスト(情報処理安全確保支援士)を活用したセキュリティ診断の取り組みを行う

2. 東南アジア地域におけるセキュリティ観測網サポート
・バングラデッシュでのセキュリティ対策及び研究に関するディスカッション
・NICT ASEAN IVO プロジェクトに関する活動
・ASEAN University Network (AUN) でのセキュリティ標準策定メンタリング
・本システムに関する研究発表

3. OT関連設備ネットワーク(RS485)のセキュリティ・システム
・IEEE Communication Magazines への投稿(採録決定)
・攻撃者の位置を特定する技術の研究


2021年度の主な活動

LANセキュリティ

  1. LAN内不審活動の可視化・体系化に注力
  2. OT Extension 観測装置の開発と展開
  3. RS485フィールドバスの異常検知システムの開発
  4. ワークショップ・講演
    ・Asia Pacific Advanced Network (APAN) Security WG 講演2021年8月
    ・LAN Security Monitoring Workshop (2021年10月、2022年2月)

OTセキュリティ

  1. 太陽光発電等の設備ネットワーク監視
  2. 山梨県企業局米倉山太陽光発電所に1号機を設置
  3. RS485フィールドバスの攻撃検知システム

2020年度の主な活動

  1. LANセキュリティ ・ IoTセキュリティ
    ・統計的データ分析・不審活動の分類に注力
    ・ASEAN IVO 等の活動サポート
    LANセキュリティ監視装置のセットアップマニュアル整備
    オンラインのハンズオンワークショップ開催
    ・講演
    Asia Pacific Advanced Network (APAN) Security WG 講演 2020年8月
    電子情報通信学会 NS研究会 招待講演 2020年5月

 

  1. 東京大学の人口密度観測
    ・LANセキュリティ監視システムの仕組みを応用し、ネットワーク接続端末数の計測技術の確立 (COVID-19 対策)
    ・工学部2号館等での展開と運用

 

  1. 不審活動の統計分析を行い、分類木を作成
    ・統計分析により、多くのLAN内活動マルウェアが実在することが判明
    ・分類木により、高い精度での攻撃検知が可能になることが期待される

2019年度の主な活動

IoTが基盤とするLANセキュリティーの調査、データ分析等を行いました。

  • 東南アジア地域でのLANセキュリティー観測網の構築
  • 共同研究パートナーの構築
    ASEAN(カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム)19機関
    East Asia(日本) 7機関
    SAARC(バングラデッシュ、ブータン、インド)3機関
  • データ分析
  • ワークショップの開催(タイ政府からの招待)
  • NICT ASEAN IVO Projectに採択

2018年度の主な活動

予見可能なセキュリティ事故に対して、多くの現場で実施可能な方策を模索しました。

  • LAN内部で活動するマルウェアの監視網構築
    LAN監視装置の開発/展開
  • IEEE1888通信路セキュリティに関する実験・検討など